【写真】昨年6月開催の定期演奏会で、合唱を披露するコール・ルーエ。1500人の会場(伊勢崎市文化会館)は毎回、立見が出るほど盛況

6月9日に「50曲コーラスマラソン」を5団体合同で初開催
幅広い楽曲を披露する混声合唱団のコール・ルーエが主催

 伊勢崎市を拠点に活動し、ポップスを中心に幅広いジャンルの演奏をこなす混声合唱団のコール・ルーエ(浜田樹団長)は、周辺で活動する他4団体と合同で、4時間に及ぶ「50曲コーラスマラソン」に挑戦する。伊勢崎市境総合文化センターを会場に、6月9日午後1時に開演する。合唱団同士のこうした大掛かりな合同演奏会は初めてという。

 参加するのは同合唱団関係団体のルーエ・クラブ合唱団(池田昌子団長、伊勢崎市)、凛(平田康子団長、伊勢崎市)、コール・マイン(島谷恵子団長、埼玉県深谷市)、リバーサイド・ソサエティー(林邦雄団長、前橋市)の4団体。コール・ルーエが新たな時代に向けた合唱団を模索する中で、よりオープンな活動に舵を切り、他団体に連携を呼びかけた。50曲はポップスの他、ジャズ、歌謡曲、フォークと幅広く選曲。このうちコール・ルーエが38曲、他は1団体あたり3〜4曲を担当する。

 同合唱団では例年6月、大規模改修中の伊勢崎市文化会館(来年3月リニューアルオープン)で定期演奏会を開催してきたが、今回はこれに代わる演奏会企画にもなっている。「50曲コーラスマラソン」は30年前、歌唱力向上を目的に無観客で既に単独実施。700曲を越えるレパートリーの蔵出しを兼ねて、随時行なっている10曲程度のミニコンサートは「マラソンコンサート」と銘打って開催している。

 合唱団の設立は1975年。2015年6月の創立40周年記念演奏会では、結成60周年のデューク・エイセスと3回目の共演を果たすなど、セミプロ並みの実力を誇っている。昨年の定期演奏会では伊勢崎市出身の作曲家で民謡研究の第一人者「町田佳聲生誕130周年記念」と銘打ち、「ちゃっきり節」「からりこ節」で斬新なアレンジを披露。幅広いレパートリーを編曲することができる団員の存在が、合唱団の強味となっている。

 団員は伊勢崎市内を中心に現在、27人(男性10人、女性17人)で構成。伊勢崎市波志江町の波志江ふるさと会館を会場に、毎月第1、第3、第5日曜日(午後1時〜5時まで)に練習している。他に特別練習も実施。入団希望者は準団員オーディション合格後に1年間基礎練習。正団員オーディション合格後に正式団員となる。入団や「50曲コーラスマラソン」の問い合わせはTEL:0270-63-0126(佐藤さん)かchorruhe1975@gmail.comへ。(2019年3月27日)