【写真】開放的なキッチンとカウンター席のオトノマ店内(松浦さんと奥さん)

音楽と飲食楽しめる音楽酒場「オトノマ」開店
シンガーソングライター松浦たくさんが“集いの場”実現

 都内でのバンド活動を引き上げて伊勢崎に移住後、音楽で地域を盛り上げる活動に取り組んでいるシンガーソングライターの松浦たく(ボランティア・ライブ活動団体 ヒューマンレコード代表)さんが3月30日、音楽酒場「オトノマ」(音の間 伊勢崎市茂呂町2-3502-4 電話:0270-50-0749)を開店した。音楽を中心に、楽しみながら集える場を以前から模索し、コロナ禍で実現にこぎつけた。

 開店したのは国道354号線沿い「とりせん茂呂店」交差点のほぼ対角地。店内はオープンキッチンのカウンター6席、4卓16席に、キーボードやベースギター、ドラムなどをセットしたステージを設けている。青森のなんばんみそ豆腐(280円)、青森のしそ巻き梅干し(2ケ200円)など、青森の食材にこだわった。伊勢崎移住の1年前に東京で結婚した、青森出身でヒューマンレコード所属歌手、松浦さんの奥さんが腕を振るう。

 ステージでは松浦さんが1曲200円で生歌を披露する他、来店者が飛び入りで演奏、歌も歌えるオープンマイクを実施。大型スクリーンではスポーツや映画、各種イベントのパブリックビューイングが楽しめる。5月以降の日曜日はマジックや演劇、紙芝居、ワークショップ、パーティーなど各種イベントの貸し切り営業も行う。営業時間は午後6時〜11時で、月曜定休。昼間はおにぎりランチを始める予定。

 広島県出身の松浦さんは、上京後に本格的なバンド活動を始めている。メジャー活動を経てその意義を問い直した2011年、ソロ企画ライブ、老人ホーム慰問ライブなどに軸足を移す「ヒューマンレコード」設立。伊勢崎の花火見学を機に、この地を盛り上げてと誘われ、2015年に移住。音楽活動の他、街づくり事業イベント、いせさきFMパーソナリティーなど多方面で活動している。(2021年4月7日)

いせさき新聞「この街ピープル」2017年9月1日掲載