【写真】伊勢崎市議会議員選挙の立候補者説明会場

激戦必至 定数30に41人(新人12人)
4月の伊勢崎市議会議員選挙 立候補者説明会(2022年3月23日)

任期満了に伴う伊勢崎市議会議員選挙(4月17日告示、24日投開票)の立候補者予定説明会が22日、市役所で開かれ、立候補予定者41人が明らかになった。定数30に対して現職28人、元職は1人。引退議員の後継縁者、後継と目される候補者も含めて新人は12人で、これまでにない激戦が予想される。

41人は下記の通り(受付順、立候補予定者名は記載名簿通り、カッコ内は住所、敬称略)。

【現職】28人         【新人】12人       【元職】1人

須永さとし(西久保町)     石原優也(太田町)    栗原まや(境上武士)
新藤靖(華蔵寺町)       飯島学(連取町)
長沼ひろやす(境上渕名)    市東つよし(田部井町)
堀地和子(下植木町)      田辺哲也(上泉町)
大木光(上諏訪町)       高橋利昌(茂呂町)
宮田芳典(山王町)       椎名三生(境米岡)
藤生浩二(市場町)       定方宏允(田部井町)
鈴木良尚(曲沢町)       三石哲也(山王町)
細谷泰治(鹿島町)       蓬沢博亮(曲輪町)
森田修(太田町)        柳敦志(境)
田村幸一(小泉町)       町田紀光(中央町)
田部井美晴(境平塚)      田部井潤(境東)
篠塚秀之(境伊与久)
馬庭充裕(太田町)
佐藤智則(羽黒町)
伊藤純子(今井町)
新井さとし(今泉町)
内田あきら(田部井町)
野田文雄(緑町)
山越清彦(波志江町)
高橋宣隆(寿町)
手島りょういち(下植木町)
小暮笑鯉子(三室町)
多田稔(冨塚町)
田島勉(田部井町)
吉山勇(宮子町)
長谷田公子(八幡町)
北島元雄(波志江町)                    
                               
【写真】市役所本館1階に開設するパーティションで覆った「おくやみ窓口」

伊勢崎市が金融機関や法務局にも電話問合せサポート
死亡後手続き効率化 市民に寄り添う「おくやみ窓口」開設

 伊勢崎市は4月1日、死亡に伴う各種手続きを効率よくまとめて処理する「おくやみ窓口」を市役所本館1階の市民課待合ロビーに開設する。各種資格証の返納手続きを中心に10の手続きを窓口で処理。金融機関や法務局などへの書類確認、電話問合せサポートなど、庁外手続きにも対応する、これまでにないサービスも始める。予約制で1日4件受け付ける。

 死亡届を提出すると、これまでは各種手続き一覧表(取扱窓口・内容・用意する物・該当者記載欄)が渡されていた。事前の死亡届により該当者欄の必要な手続きには名前が記載されるシステムで、葬儀会社なども「伊勢崎市のこの仕組みは親切」と評価している。遺族は該当する課に出向き手続を行うが、各窓口は本館、東館の複数階にまたがり、待ち時間を伴うなど、手続きの負担は少なくなかった。

 「おくやみ窓口」で対応するのは市民課、国民健康保険課、年金医療課の3課4係10の手続。国民健康保険被保険者証、高齢受給者証、福祉医療受給者資格証、印鑑登録証など7件の返納手続を行う。戸籍謄本などの申請・証明書受け渡し、墓地改装申請手続きもこの窓口で対応する。窓口で対応できない手続は、該当課を案内。高齢者などはその窓口まで同行し、手続きをサポートする。

 市役所の手続以外にもサポートするのが「おくやみ窓口」の特長。金融機関の口座解約、法務局の相続に関わる申請書の確認は、難解な専門用語や手順に遺族は戸惑うことが少なくない。そこで窓口担当者が相談内容に応じ、遺族を介して電話による問い合わせにも対応サポートする。窓口を設けるのは本館1階の市民課待合ロビーの一角。背の高い間仕切壁で覆い、気兼ねなく相談ができる。

 「おくやみ窓口」の予約は電話かオンライン(24時間可能)で受け付ける。相談時間は1件当たり1時間30分を想定し、午前、午後の各2件ずつ1日4件。予約は原則2日前からだが、予約状況により臨機応変に「市民に寄り添う」(市民課)対応を目指していく。群馬県内では前橋・高崎・渋川・安中・富岡市で類似の窓口を設けている。伊勢崎市の「おくやみ窓口」の予約電話は、市民課/0270―27―2729。(2022年3月1日)
【写真】自宅療養中の高橋さん(2月8日撮影)。段ボール箱は保健所から届いた生活支援物資

新型コロナ感染をフェイスブックで公表
市議会「年代と性別」のみ公表中 車いす市議の高橋さん

 伊勢崎市議会議員の高橋宣隆さん(寿町 48歳)が6日、フェイスブックで新型コロナウィルスに感染したと公表した。4日のPCR検査で陽性が確認され、上毛新聞で「40代、男性市議が感染」の掲載を受け、「40代の市議は数人おり、迷惑が掛からないように」と自発的に公表に踏み切った。高橋さんは頚髄損傷による車いす生活の1級身体障がい者。保健所からは入院を勧められたが、軽症として自宅療養している。市議会議員の感染は2人目。

 高橋さんは2月3日夕刻より喉の痛みと発熱(37・5度)で、翌日かかりつけ医を受診。PCR検査で陽性が確認され、ヘルパーの介護が受けられない不便はあるものの、軽症だったことから自宅療養を選択した。ただ、3人暮らしで妻も感染。娘(中一)は微熱があったが、抗体検査で陰性だったことから互いに注意しながら同居隔離生活に入った。

 もっとも障がい者とその家族には、ヘルパー不在の自宅療養生活は予想以上に過酷だった。起床から就寝、入浴、トイレなど、すべて妻の手を借りて療養生活を送っている。2人が健康であっても、それぞれの負担は大きい状況で、夫婦ともに38度以上の高熱で容体が悪化した時は、さすがに「入院を選択しておけば良かった」と高橋さんは後悔している。

 入院か宿泊・自宅療養かは、保健所からの連絡を待って隔離生活に入る。陽性確認の当日夕方5時ごろ保健所の連絡が入り、1時間ほど今後の対応について相談、丁寧な説明を受けた。自宅療養は10日間隔離となるため、食料品や日用品の生活支援物資が、段ボール箱4箱(妻と2人分)に詰められ、保健所から届いた。「ティッシュやトイレットペーパーまであり、助かりました」と高橋さん。

 伊勢崎市議会は昨年2月、新型コロナ感染症対策の一環として市議会議員が感染の際は氏名の公表を申し合わせた。ただ同年8月、一人目の感染者(50代・男性)確認などもあり、県議会の「年代と性別」のみの公表基準に見直している。2人の感染者発生時は、いずれも症状と濃厚接触者の有無を市ホームページで公表。市議会は感染議員の所属する会派室や委員会室、トイレなどを消毒し、通常業務を続けている。(2022年2月8日)
【写真】ワクチン接種サービスチラシとアクリル板越しにチラシを手にする村山さん

ワクチン接種済みに2割引サービス
ミッキークリーのニングがコロナ収束と売上回復に

 新型コロナウィルス対策で65歳以上のワクチン接種が進む伊勢崎市内で、ミッキーのクリーニング(伊勢崎市喜多町1-6 村山芳男代表 電話0270-25-5226)が、ワクチン接種割引サービスを始めた。村山さんは「少しでもワクチン接種が進むことで地域のコロナ収束を早めて我々の商売も日常を取り戻したい」とサービス開始の狙いを語る。

 サービスは2回のワクチン接種を終えて予防接種済証かそれに代わる接種済みを証明するものを提示すると、和装品を除く全クリーニング会計を2割引にする。1人1回限りで、期限は2022年1月22日まで。姉妹店の寿店(寿町211-1)でも受け付けている。店舗周辺にはチラシを配布し、昨年秋から始めたLineやTwitterなどのコミュニケーションツールを通じて告知している。

 今のところサービス利用者は65歳以上の高齢者というより、それ以下の人が多く「多分、医療関係者などでは」(村山さん)とみている。口コミなども含めて利用を呼び掛けているが、スマートフォンやパソコンなどを使える年代層への浸透が先行しているようだ。県内外の飲食店などでも、2回接種済提示で飲食代などの割引キャンペーンを一部始めている。

 7月11日付「いせさき情報メール」によると、65歳以上対象者55,641人中、1回目は44,330人(79・7パーセント)、2回目29,564人(53・1パーセント)が接種済み。受付はこれまでかかりつけ医などの医療機関のみだったが、新たに市のコールセンターでも電話対応している。64歳以下の接種券は7月から順次発送、予約を開始。接種券を持っている人には伊勢崎市民病院でインターネット予約受付も始めている。(2021年7月12日)
【写真】伊勢崎JCが主催した2017年衆院選群馬2区の公開討論会

次期衆院選で初の投票特典“センキョ割”
伊勢崎JCが桐生JCと共催 啓発動画配信も

 9月までには確実に行われる次期衆院選。伊勢崎青年会議所(JC 矢島敏也理事長)は群馬2区立候補者の公開討論会の開催にあたり、若い世代を中心として投票を促そうと、投票者特典サービスイベント「センキョ割」を実施する。桐生JC(黒澤卓也理事長)と共催し、啓発動画も制作、配信する。1月伊勢崎市長選の公開討論会時のアンケート調査を踏まえ、投票率向上に向けて対策を検討していた。

 センキョ割は投票後、事前に募った参加店に投票証明書や投票証拠写真などを提示すると、特典やサービスが受けられる期間限定イベント。若者の投票活動を促そうと一般社団法人選挙割協会(佐藤章太郎会長 事務局:東京都世田谷区 2020年2月設立)が提唱し、その前身の(株)ワカゾウ(前同社長)が2012年から呼びかけて全国に広がっている。群馬県内では3月の館林市長選で、館林JCが初めて実施した。協会によると全国ではJCの他、商店街、地域の各種任意団体などが主催しているという。

 イベント協力店は7月中旬から募集を始め、8月中旬までに確定させる予定。50店舗を目標にしている。投票の際に投票所で投票済証明書を発行してもらい、参加店に提示してサービスを受ける仕組み。討論会会場は伊勢崎市文化会館を予定しているが、状況によっては桐生市との中間地点なども検討する。市内のさまざまな行事や事業で協力関係にある、伊勢崎商工会議所青年部にも協力を呼び掛ける。

 伊勢崎市長選公開討論会では動画投稿サイトユーチューブに討論会の様子を配信した。これにに手ごたえを得た伊勢崎JCでは今回、新たな選挙啓発動画も制作、配信する。上映時間は10分程度を予定。若者に関心を持ってもらえる出演者の起用を検討している。その他各種SNSを駆使して若者を中心に市政への関心を高めてもらい、選挙投票を促していく。

 伊勢崎市長選公開討論会で実施した会場とWebによるアンケート調査。来場を制限したコロナ禍の来場者50人中46人、Web総再生回数3865回中29人の計71人から回答を得た。投票先を事前に「決めていた」は35人(会場26、Web9)と半数を占めた。「決めていない」人は「大いに」「ある程度」を含めると27人(会場8、Web19)が「参考になった」と答えた。「討論会が市政を考えるきっかけとなったか」には「大きなきっかけに」29人(会場20 Web9)で、「きっかけに」の36人(会場19人、Web17人)を加えると、9割が公開討論会を評価した。(2021年6月30日)
【写真】市長選バナー広告(左上)。配信対象大型商業施設の「スーパーモールいせさき」(左下)と「スマーク伊勢崎」(右)

市政に無関心な若者啓発
伊勢崎市長選で初のインターネット広告

 コロナ禍の4月11日の太田市長選(投票率29・56パーセント)で、県内首長選の最低を免れた1月17日の伊勢崎市長選。同市の選挙管理委員会事務局選挙課がまとめた分析結果をあらためて取材するなかで、伊勢崎市が若者向けの啓発活動として初のインターネット広告を実施していたことがわかった。まだ試行の段階としているが、次回以降の市議選などでの実施も検討していく。

 各自がスマートフォンにインストールしているアプリは、そのアイコンをタップするだけで最新ニュースや目的の情報を入手することができる。インターネット広告は、それらのアプリに市長選を告知するバナー広告を配信。タップすると、市ホームページの市長選告知ページに誘導する仕組み。

 バナー広告は300×250(単位はピクセル)と320×50の2種類。投票日の告知の他、長方形サイズには期日前投票日と市のキャラクター「くわまる」、総務省の明るい選挙のイメージキャラクター「めいせんくん」をデザインした。1月1日から投票日の17日までの配信期間中、当初は市議補選同時開催パターン、単独確定後は市長選のみのバナーに切り替えている。

 配信対象はスマートフォン搭載のGPS(位置情報)を活用した。大型商業施設など交流密度が高い「スマーク伊勢崎」(西小保方町)、「スーパーモールいせさき」(宮子町)を選定。他に市庁舎(今泉町)、赤堀、あずま、境の3支所の6カ所で、半径1キロ内の滞在者へバナー広告を無作為に配信した。市外や投票権を持たない滞在者も含まれる。

 17日間の配信による広告表示回数は約16万回で、市長選案内の市ホームページに誘導する反応タップは0・16パーセント。「なかでも金、土、日の週末は高かった。一定の効果はあったのでは」(市選挙課)とみている。次回の選挙の衆議院選は国政選挙のため見送るが、次の市議選などには利用を検討したいという。

 12年ぶりとなった市長選の投票率は、前回の9・38ポイント下回る30・35%。定点観測の第13投票所(本関町、投票率40・06パーセント)データによると70〜74歳の63・91パーセントが最も高かった。最低は20〜24歳の12・77パーセントで、25〜29歳の16・54パーセントが続いた。平成30年の市議選、同31年の県議選と比較し、コロナ禍で各年代とも下げているが、「若年層より50歳以上の中高年世代への影響が顕著」と分析している。(2021年4月18日)
【写真】伊勢崎市長選公開討論会で政策を語る栗原さん(左から)、蓬沢さん、臂さん。様子は17日まで動画投稿サイト「ユーチューブ」(伊勢崎青年会議所チャンネル)で閲覧可能

3候補が論戦 密回避のまばらな会場も時に熱気が
伊勢崎青年会議所主催の「市長選公開討論会」

 任期満了に伴う伊勢崎市長選は今日10日告示、17日投開票で12年ぶりの選挙戦となった。伊勢崎青年会議所(矢島敏也理事長)が8日に開いた公開討論会では、元自民党県議の臂泰雄さん(67歳 豊城町)、元市議の栗原真耶さん(36歳 境上武士)、学習塾経営の蓬沢博亮さん(38歳 太田町)が出席。事前に市民から募った「コロナ対応/市政無関心/多文化共生/財政健全化/エネルギー政策」の5質問に応え、活発な論戦を展開した。他候補からの反論時間も設けられた。市内の高校生3人が司会進行を交互に務めた。

 栗原さんは「一番の課題は市政への無関心。地域・世代ごとの対話集会で、身近に感じてもらえる存在に」と訴えた。工場勤めの夫を支え、4児の母として慌ただしい自身の日常をベースとした「市民実感」の市政をアピール。コロナ禍対応の「心のケア」も市民の生活実態から提案した。若さを武器にした物怖じしない言動、備わった歯切れの良い弁舌は、3候補の中でも光っていた。

 蓬沢さんは「8年間無投票で不満を感じない市民。政治は何かあった時に備えるため常にチェックが必要」と立候補。「全世代の活発な交流でチャレンジし続ける市と市民に」と政策提言した。「全世代交流は、学校の部活を中心に」には、教育者としての斬新な発想がより反映されている。コロナ禍の飲食店営業では「より密を引き起こす時短より人数制限を」と訴えるなど、政策提言の細部にも鋭敏な感性をのぞかせた。


 臂さんは産業、福祉・教育、都市政策、行政改革などを138の政策にまとめ、総合的、多面的に今後の市政に必要な変革を訴えた。それらの集約、繋がりの先にあるのが「地方都市の共通・最大課題の人口減対策」とした。コロナ禍対応では「保健所設置市」を提言した。政策理念として「全世代、地域間、SDGs(持続可能な開発目標)に基づく、共生社会の実現」を高らかに掲げた。

 臂さんの「外国人国籍者との言葉の壁を取り除くためにも夜間中学設置を」の主張に対し、蓬沢さんが「スキルを伴う日本語教育には質の保証が必要」とその実態を指摘した。施設統廃合に触れた臂さんの主張に「考えている施設は?」と栗原さんが“挑発的”な質問。臂さんは「地元の意見を聞き、代替えを考慮するなどしっかりした検討が必要。今答えるべきものではない」と正論でいなした。(2021年1月10日)
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